科学万能な現代に、なぜ今、運命学である気学が求められるのでしょうか?

 

人の『相性』について

 占いのご相談を受けていると、「恋愛関係での相性」は避けて通れるものではありません。 
 しかし、相性が関係するものは、恋愛関係だけとは限りません。お仕事やサークル等の集団
 活動でも、その人間関係に「相性」は大きく影響を及ぼします。

 では、なぜ気が合う人とそうでない人のグループが存在するのでしょうか。

 九星気学をはじめとする運命学では、それは、『人が生まれた時期=季節』に起因するところ
 が多いとされています。

 つまり、『人の気質の多様化』です。

 気質の「気」とは『天の気=精神』、「質」とは『地の気=身体』を意味するとされ、
 「天の気」はつまり天気で、天気=季節なのですね。

 ここで私が何を言いたいのかと言えば、
 人が生まれた時期=季節は、その人の生まれ持った気質を決定するということです。

 人にはこの気質の違いがあることから、例え血を分けた肉親や親族であったとしても、
 「気が合う・合わない」と言うことがあるのです。

 それでは、
 『生まれた時期=季節』による気質の特性について、具体的に説明しましょう。

 『春は木精気が盛ん=2月寅月~4月辰月生まれの人』は、
 厳しかった冬が過ぎ、直物が芽吹き 「さあ、これから活動するぞ」という季節に生まれた人には、
 まず活動力や積極性が求められます。活発な活動には危険が伴うものですから、そこには危機管理
 能力が求められるのです。春生まれの人が、「異変を敏感に察知する能力」や「シミュレーション
 能力」に優れ、また視覚情報にも敏感なのはそのためです。そして、集団生活には秩序の構築力や
 コミュニケーション能力が不可欠で、言葉を生み出す思考力や集団を守る責任感や秩序正しさなど
 のリーダーの資質を有しています。


 『夏は火精気が盛ん=5月巳月~7月未月生まれの人』は、
 「種の維持や進歩」のためには、リスクは覚悟の上で新しいことに挑戦する好奇心や創造性が求め
 られます。それは食料も豊富で天候の条件がよい時期できないと出来ないことですから、夏生まれ
 の人は、慎重さよりも楽天的なチャレンジ精神を持って生まれているのです。新しいことへの挑戦
 には常に大きなリスクが伴いますから、だれでも「満腹で安全な状況」であるならば敢えて危険を
 冒してまで行動しませんね。では何故そこまでしてチャレンジするかと言えば、そこには「大きな
 報酬への期待」を持っているからなのです。私たちの先祖が新天地として森からサバンナへ挑戦し
 たおかげで、人は「霊長類の長」として進化することができたわけです。リスクを恐れず新しいこ
 とに挑戦するのは、快感への期待度が大きな夏生まれの人なのです。


 『秋は金精気が盛ん=8月~10月生まれの人』は、
 秋は収穫の季節でもありますが、生存のためには冬への備えという至上使命があります。ですから、
 夏生まれの人のように浮かればかりではいられません(夏生まれの人には、ゴメンナサイ。笑)。
 冬に向けて衣食住の確保が使命ですから、所有欲も強くなるのです。理屈や感情よりも結果を出す
 ための素早い判断と行動、そして現実の利益確保が大切なのです。「あ~だ、こ~だ、と言うより
 は、まずは行動! 」です。天は、秋生まれの人に必要な使命を果たすために、感情に捉われずに損
 得で行動できる客観的で合理的な資質を持たせたわけです。


 『冬は水精気が盛ん=11月~1月生まれの人』は、
 食料も乏しく生存環境が厳しいときには警戒心や観察力、そして智恵が求められます。何よりも、
 困難に立ち向かう強い意志と忍耐力が必要です。長い厳しい冬を生き残るために、敵への警戒心と
 いざという時には攻撃する闘争心、家族や集団を守り苦しい時には助け合う情愛が、冬生まれの人
 には自然と備わっているのです。ですから、外敵や危険の存在を素早く察知するための聴覚が敏感
 なのもそのためです。
 活動期に活躍する適役者は「春生まれの人」であるならば、厳しい状況下を耐え忍ぶ時の適任者は
 「冬生まれの人」という役割分担ですね。


 実は季節には四季の他に、季節と季節の間にある所謂『土用の季』と言うものがあります。
 有名なのが鰻を食することが有名になっている『土用の丑』の「土用」ですね。

 この『土用の季』に生まれた人は、とても特殊な気質があります。

 『土用の季』とは、一つの季節が終わり、次の季節が訪れるまでに人が身体と精神を来る
 季節に適応させる為の橋渡し役となる調整期間です。

 その『土用の季』には四種類あり、この期間に生まれた人には、先に説明した各季節の気
 質の他に、「過剰な活動を抑制し、調整をする」という要素がプラスされているのです。


 『春の土用季4月17日~5月4日生まれの人』、『夏の土用季7月19日~8月6日生まれの人』、
 『秋の土用季10月20日~11月6日生まれの人』、そして『冬の土用季1月18日~2月3日生まれの人』
 は、ネガティブな感清やストレスに左右されずに平常心を保ちバランス感覚に優れた気質を持ってい
 ます。


 集団がスムーズに活動するためには、調整役としての受け皿が不可欠ですから、種族や集団の維持、
 家族の形成とその維持などの「幸福感」や「母性愛」等に深く関わる大切な資質をこの『土用季生
 まれの人』は有しています。


 私たちの体が繋がっている外界環境とは地球環境で、地球は太陽系の軌道に組み込まれ、太陽や月
 や他の惑星とそれぞれの周期リズムで交わります。地球に生きる生物はみな地球や太陽や月のリズ
 ムと共に生きています。
 海の生物であった時代には、月の引力による潮の満ち引きが、重要な生体リズムであったでしょう
 (今でも女性の月経は月の満ち欠けのリズムを受け継いでいます)。陸上生活をするようになって
 からは太陽周期による昼夜リズムや寒暖のリズムなどが体の中に生命記憶として刻まれて今に至っ
 ています。地球上の生物全てが宇宙のリズム・地球環境 と繋がっており、また食物連鎖によって相
 互に繋がります。


 このように、人は太陽周期(=暦)と同調して生命活動が営われ、生殖活動が行われ、両親のDNA
 は新たな生命を創り出します。そして、出生までに形成される神経細胞には、生存競争を生き抜い
 てきた生命記憶とともに太陽周期(暦=季節の特徴)が刻まれます。

 このように、人は太陽周期と連動する形で 「脳の設計図」が創られ、多様な気質を生み出すに至っ
 た訳です。

 世間とは、このように多様な気質を持つ個性豊かな集団が形成され、それぞれ独自の能力が高めな
 がら、時代の変遷において生存競争を勝ち抜き、文化や技術を発展させて来た集団であると定義さ
 れるのです。

 ですから、「世間において自分以外はすべて(能力や個性が)違う人間である」と言うことを理解
 しましょう。

 そうすることで、『相性』とは、相手が自分の個性にあわせてくれる人ではなく、自分が「相手に
 心を沿わせて生きる」くらい好きになれる人と悟るようにしましょう。その位いステキな人に出会
 えるような強運を引きつけるために、吉方位取りを積極的に行ってくださいね。