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気学塾 「中級編(10)二黒土星・五黄土星・八白土星の軌」 受講レポート

前回は、九星のうち「一白水星」と「九紫火星」の「軌」について学びました。
今回は、土星郡に属する「二黒土星・五黄土星・八白土星の軌」を勉強します。

■共通項は「欲」、その詳細

「自分の星が土星の上に乗る時(=土星の影響を強く受けるとき)は、
『迷う』『欲が出る』傾向があります」と小熊先生。

たとえば、今年2010年は八白中宮の年、二黒土星・八白土星・五黄土星が斜め一直線になっている、変化の多い年です。
そして、2010年9月は、四緑木星が中宮する月。

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・七赤金星(私)は、二黒土星の影響を

・四緑木星は、八白土星の影響を
・一白水星は、五黄土星の影響を受ける、という具合です。
いずれにせよ、2010年9月、七赤金星、四緑木星、一白水星(麻雀で言うスジ、一四七「イースーチー」と同じですね!)の人たちは「欲を出して迷わないように」注意が必要です。

土星郡の持つ「欲」には、それぞれ異なる意味があります。

二黒土星=生存欲。生き延びたい気持ちが、コツコツ地道に労働する原動力になる。
五黄土星=強い欲。(人を押しのけてでも)金銭を得たい、出世したい、成功したい欲。この剋気は「人に物を施与する」ことで防ぐことができる。
八白土星=欲を利用して人を制する。相手の欲をかなえることで自分の地位を保つ。

■二黒土星の軌

二黒土星のイメージは、母が子を育てるように、無償の愛を注ぐ姿。豊かな土が種から植物を育てあげる姿。 二黒土星の祐気を使うには「無心無欲の精神で努力する」ことが大切です。
生存欲、というのは、生きとし生けるものすべてに共通する「生きていたい。死にたくない」という根元的な欲求です。 生きていくために必要なことは? そう、労働すれば、食べるものを得ることができます。そんな地道な労働をする力が、二黒土星の軌なのです。
「親から受けつがれた才能」の特質をよく知り、自分に向いた職業を選んでいれば……
無心無欲の精神でその職業に努力する、従順、堅実の精神で社会に貢献する、という心持ちがあれば成功します。 問題は少しでも「金銭的な欲望(八白の剋気)、名誉的な欲望(六白の剋気)が生じた場合です。これらの欲があると「八白の変化」によって、失敗につながっていくのです。

■五黄土星の軌

五黄の剋気は、自分にも相手にも悪い作用を与えます。
人は誰でも五黄性を持っています(九分の一は五黄ですから)。しかし、それを強く持ちすぎると良くないのです。 「五黄の業」となる商業は、やくざや高利貸しが該当します。これを職業とするのは、自分にも相手にもよくないのですね。さらに、物が盗まれた人は、他人の物を盗む運が強くなります。こういった連鎖を防ぐためにも、五黄の剋気の影響を防ぐ必要が出てきます。
五黄の剋気(強すぎる欲望)がある人には、「他の人に物を与える」ことで、剋気を相殺することが一番です。

日本における「バブルの崩壊」を九星気学で読み解くとこうなります。
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●平成元年(1989年)は二黒中宮。

五黄は艮(ごん・丑虎の鬼門)にあり、変化を意味しています。その反対にある八白は暗剣の作用を受けます。また、この年は巳の大歳で、大きな変動期。ダブルで変化が訪れます。
●平成2年(1990年)は一白中宮。
五黄が、南(九紫火星・栄誉の場所)にあるため、五黄性を持つ人の天下となります。
●平成5年(1993年)は、七赤中宮。
五黄の位置は、東(三碧の位置)。朝日が昇り明るみに出ますので、悪いことが表面化します。この年は、酉の大歳で、九紫(西・七赤の位置)の暗剣殺なので、財政の悪化が極みに達する、という意味になります。この年が、バブル崩壊の極みに達した年でした。

●五黄暗殺から脱皮するには?
バブル現象は、国や国民全体が欲望(五黄性)に満ちていたのが原因。ここから脱皮するには、
1)西方の祐気を使う。まず、礼儀・作法を身につける。
2)東方に出て、新しい発想で再出発する。
という順番が妥当です。先に東を使うと「蓄悪露見」現象が先に出ていい結果になりません。

●五黄の欲望を除去するには?
五黄は土性の欲望が強いもの。そこで、「木剋土」で「木気の祐気」を使います。意図的に土を剋し、その欲をただすようにするのです。
西方の金気を使いたい場合は、「土生金」。その後に「木剋土」にて五黄性を壊すのがよい、というわけです。

■八白土星の軌

八白の軌は、人の欲心を善用して自分の地位を保つ、または、これを善用して上長に立つ時に使う方法です。 どんな組織に属していても、部下や後輩が集まってくる人物でなければ大成しません。 八白の象位に「親戚・旧知・知人」とあるように、「人が良くあつまることが祐気」です。反対に人が集まらない人は、八白が不足しているというわけです。
八白は、自分が積極的に集める「陽」の姿です。(来るのを待つのが、七赤の陰) 八白の祐気を善用する場合には、相手に「新しい人物を紹介する(三碧)」とか、物を与える必要があります。「相手に対し、希望通りのものを与える」ことが、八白の祐気です。
また、人を集めるには「場」が必要です。
もっとも大きな祐気は、自分の家に大勢の人が集まること。そこで、大きめの家に住む、引っ越しのたびに家(取引場所)を大きくしていくことが大切です。
ただし、時々は「改革、選別」をしなくてはなりません。人の往来の中から、五黄性(欲)を持った人が出入りするためです。その変革を恐れず、多くの人に「欲するものを与える」姿勢が、八白の祐気を活用することになるのです。 具体的には、デパートやスーパーが、大勢の人を集めて販売する姿、 学習塾で多くの学生に教える姿、なども八白の軌です。
繁盛させるには「人の欲望を利用して利益を得る」というわけです。

土星郡の共通点は「欲」。その欲を良い方向に使うアドバイスをするのが、占い師の使命なのだ、としみじみ感じた一日でした。

* 受講日 2010年7月27日(火)溜池山王にて。
(くくりひめNET メンバー きみこ)